TOP > 新着情報 > 塾長ブログ > 『アウトプット』が大事!(漢字の練習を例に)

『アウトプット』が大事!(漢字の練習を例に)

カテゴリ

勉強は『アウトプット』が大事!

きぼう塾の近隣の中学校では、毎日漢字の練習を1ページやってくるという宿題があります。

この毎日の宿題で、ちゃんと毎日ノート1ページ漢字練習をしているのに、テストではほとんどできないという生徒さんがいます。

なぜ毎日書いている漢字がテストでは書けない?

原因はいろいろ考えられます…

ただ練習帳の漢字を意味もわからず写している…
ひどいと読み方もわからず写している…
音楽を聴きながらやっている…

などなど…

だけど一番の理由は漢字の練習がただの「作業」になってしまっていること。

覚えないといけないんだよな…
テストででたら書けるかな…
そもそもこの熟語はどんな意味?…

という視点がなく、

ただ「写す」という作業…。

なので頭に入っていない。

『インプット』されていない。

決定的に欠けていることは、

ほんとに覚えたかたしかめてみる
なにも見ないで書いてみる
自分でテストしてみる

ということ。

これを『アウトプット』というカッコいい言い方もしますね。

 

とにかく『アウトプット』をしないと身に付かない。

漢字を書いて覚えるというのは『インプット』。

何も見ないで書けるかどうか書いてみるというのが『アウトプット』。

勉強は『インプット』がもちろん大事だけど、それ以上に『アウトプット』が大事。

だから何も見ないで書いてみるというのが勉強で一番大事なところ。

たとえば…

カラフルなブロックを自分の近くにドバーっと引き寄せるのが『インプット』。

そのなかから「オレンジ色のをだして」と言われたときに、さっと見つけ出すというのが『アウトプット』。

自分の近くに寄せるときに、どんな色のものがあったかを確認しながら持ってくる(=インプット)というのが大事。

「オレンジ色のを出して」といわれたときに、そもそもそんなのあったっけ?となれば見つけられない。

もちろん近くにもってきてないと出すことはできないので、持ってくること(=インプット)は最低限大事だけど。

一番大事なのは、持ってきたあと!

求められているものを見つけて取り出すという作業!!

 

つまり、勉強でいうと…

漢字の練習を例に

ブロックを近くに持ってくる
=漢字や英単語などを書くなどして覚える=『インプット』

求められているブロックを見つけ出す
=テストで問われた漢字や英単語を思い出して書く=『アウトプット』

塾では毎日の学校の宿題のやり方もアドバイスしています。

写真はある生徒さんの「漢字の提出ノート(宿題)」。

右側がいつもやっていたやり方。

左のページが塾長がアドバイスした、1ページのなかで『インプット』と同時に勉強の本質の『アウトプット』までできてしまうというやり方。

右のページ(生徒さんがいままで自分でやっていたやり方)は上のほうに読みと漢字をまず書いて、それを下にひたすら写して何回も書くというもの。

ひたすら『インプット』。

これはこれでもちろん大事。

だけど上に書いたとおり「ただの作業」になりがち…。

そこで塾長がアドバイスした左のページのやり方は、

漢字練習ノートのやり方(参考)

1.まずは読みだけを書いていく※写真では赤のカタカナで書いている

※このとき大事なので、例文の文脈と一緒に漢字をみること(最近のテストで「さいしんの注意」の漢字の問題を「最新の注意」と書いて間違えた生徒さんがけっこういました)。ただ読みの音だけでなく、文脈と熟語の意味をかならずセットで確認しながら。(だから本当は文章全部を書いたほうがいいのだけど…)(このことはまた後日のブログに書きたいと思います)
※3段になっているのは、
・そもそも1行全部同じ漢字を書いても覚えられていない。何回も同じ漢字を書くよりも少ない回数でも集中して覚えようと思って書いた方が覚えられる。
・1ページに10個の熟語しか練習できないとテスト範囲の漢字を全部練習できない
ので、書く回数は減るけど、3段にしてもらっています。

2.そのときに必要なら漢字は別の紙(広告のウラなどいらない紙でOK)に大きく1回書いてその場で覚えようとがんばる

=☆インプット

3.読みを書き終わったら、最初の読みの横になにも見ないで漢字を書いていく

=☆アウトプット

・もちろん書けなかったら、答えを見て覚えながら練習する
・合っているかどうか答え合わせをして間違えていたら答えを見て覚えながら練習する
※より高度なやり方は、読みを書いたあと、別の教科(たとえば数学や英語の提出ノート)をやったあとに、漢字を書いていく。すこし時間をあけることで思い出すのが難しくなると同時に記憶により定着しやすくなる

というもの。

 

もちろんやり方は1つではないので、さらに工夫して自分に合うやり方(テストで正解できるやり方)を見つだけしてほしい。

テストはとにかく『アウトプット』。
なにも見ないで自分の頭の中から答えを見つけ出さないといけない。
なので、テストの一番の対策は『アウトプット』をすること。

意外と『インプット』ばかりしている人が多い。
『インプット』のほうが楽だし、やった気になるし…。
人間なのでついつい楽なほうをやってしまいますよね…。

『アウトプット』についてはまた後日のブログでも書いていきたいと思います。

長野市の個別指導塾
きぼう塾
kiboujuku.jp


〒381-0053
長野市神楽橋10-107
TEL:026-217-5808

お問い合わせはこちら